ひみつの飴玉 平岸古本日記

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未練とか

ぼんやりと「未練」という言葉について考えてみた。
学生時代のこととか、
職業の選択とか
人にかけた言葉とか
過去には「未練」が多数あるものだ。
しかし、なるべくそれらを見ないようにして
日々生きているものである。

手塚治虫は死んだ時、3本の連載を抱えていたそうだ。
「火の鳥」だって完結してはいない。
宮沢賢治だって、「銀河鉄道の夜」は実は完成系ではない。
どこかで見た馬の絵は
お腹から上部は色塗られていたけども
下半身部は加筆されておらず抜け落ちているかのようだ。
私の好きだった「サイボーグ009」だって完結してくれなかったなー。
なんてことも思い出した。

誰かにさよならを言うとき、
もっと良い言葉をかけてあげられなかったかと
ふと思い返すものである。
なんか勇気がでてくるようで
傷つかずに、迷わないような。

生きていくということは
無数の未練を作っていくもののように思える。
未練をたくさん抱えて
でも、前を向いて生きていかなくちゃならない。
けっこう「芸がいる」ような(笑)気がする。

生活が多忙を極めると
未練どころの騒ぎでななくなってきて
今しか見えなくなるから
まあ、この「未練」なんて考えていられるのは
けっこう一瞬ではないかとも思える。

だから「未練」をたらたら楽しむのも
落語的でけっこう大人の余裕なんじゃないか。
演歌を歌わなくても
コーヒーショップでぼんやりコーヒーの香りの中で
読書なんかしたりしてなー。

そうだな、案外いいものである。
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by kanazuuu | 2007-02-12 23:17 | 一人ごと