ひみつの飴玉 平岸古本日記

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熊撃ち

久保俊治著 熊撃ち

面白いですよ。
小学館から文庫本になりました。

大草原のみゆきちゃんのお父さんの本です。

またぎ ノンフィクションというジャンルなのですが小説のようでした。
久保さん文章上手なんです!

みゆきちゃんの大学が私の勤め先だった事があるんです。
その時に久保さんが撃った熊のお肉を頂いた事がありました。
小説のように食べ慣れたお肉ではなく美味しいとは思えませんでしたが、食べてみて良かったなぁと思いました。
野獣の臭みみたいなのが感じられて、カレーにしスパイスたっぷりで仕上げましたが、私はちょっとダメ…でしたが、一鍋あっさり学生は「美味しかったです!」って平らげてしまいました。

熊の胸の部分のお肉は米袋みたいなのに入って、スーパーのお肉みたいに薄切りにもコマ切れにもなっておらず、血の滴りを残したまま、胸の形を残したまままな板に横たわり、そこに必死に包丁で切り分けたのですが、のた打つ肉は新鮮で大変だった記憶があります。

久保さんが作り話のように上手な本を書かれていたのですが、その経験が、それが現状なのだと私の心に浮遊感を抱かせない部分なのです。

スマホで感想をスムーズにアップすることができませんが、読書後の感想が命と命の間をせめぎ合い、つんときて、普通の小説にはない重みがあります。

文庫化の機会にお読み頂ければと思います。
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by kanazuuu | 2012-02-17 21:34 |