ひみつの飴玉 平岸古本日記

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池澤夏樹さんに会いました。

「静かなる大地」が北海道・アイヌの歴史を題材にした小説が
近年の話題である
作家・池澤夏樹さんにちゃんと会えました。

北海道立文学館の企画で
アイヌの口承文芸の企画展をやってまして
(「語り、継ぐ。―アイヌ口承文芸の世界」開催(5/30~7/20開催)
それに合わせて知里人舎代表横山むつみさんが登別からやってきて
本日、池澤さんとの口承についての対談という企画でした。
生のアイヌの歌を初めて聞きました。
もちろん池澤夏樹さんにお会いするのは初めてです。

「スティル・ライフ」なんかも面白い小説ですが
「ハワイイ紀行」は実際に私がハワイに行った際に
活用できた優れた紀行文です。
詩集も好きですし、
イラクへの紀行文「イラクの小さな橋を渡って」は
反戦の文として緊急出版されたのが斬新で
作家池澤の地を歩く旅人目線に関心したものです。
宮澤賢治の作品についての考察をまとめた
「言葉の流星群」も専門に研究している人ではないのですが
面白く読めたものなのでした。

あ、さて
対談の内容は
「銀のしずく」の知里幸恵さんの話が中心でした。
登別に知里さんの博物館を立てるという発起人を
池澤さんがやってらっしゃいます。
NHKの知里さんの特集が記憶に新しかったので
何度か「銀のしずく」を読み返していました。
NHKの特集と「銀のしずく」両方知っていないと
今回の対談は楽しめないかもしれません。
口承という「言葉」を何故 知里幸恵は文字にしたのか?
言葉は口にすることにより生きるが
文字として本に封印すると死んだようになってしまう。
読書という
作家が書くという単独な作業から
読書というやはり個人的な行動は
寂しくはないだろうか?
もっと文学は多くと共有して楽しむべきではないか。
知里幸恵さんが文字として残してくれたことによって
現代になってもなおアイヌの伝承文化が残っていると
横山むつみさんはおっしゃってました。

旧約聖書も過去には絵巻物みたいな書物だったのですが
本のように編集されてばらばらにし
折り曲げられたものがコーデックスだと聞いて
今までぼんやりとした自分の中での翻訳が
今日やっと腑に落ちました。
WHOとか論文読んでて
引っかかるのがコーデックスという単語だったのですが、
コーデックス=冊子
なるイメージが正しいかしらん?
バベルの塔はやっぱり言葉をばらばらにしたのよねえ。

上手くまとまりませんが
忘れぬうちに記述しておきます。
明日、さらに追記するやもしれません。
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by kanazuuu | 2009-07-12 22:20 | 日記