ひみつの飴玉 平岸古本日記

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デューク 裏日記 表版

実のところ
ぶっちゃけた話はmixiにしか書き込んでおらず
(限定かけなきゃヤバメなので)
その中でも江国香織の「デューク」については
比較的 表向き話題なので
こちらに再記入します。

江国香織「短編集」 つめたいよるに から 「デューク」
犬との別れを悲しむ
21歳の女性に奇跡が起こることから癒されるストーリーです。

ネタばれ 少しありです。
高校の教科書に取り上げられております。
ファン視点から国語の先生に向けて
解説をしたのを再構成してます。

老衰で死んだ犬の悲しみから
立ち直れずにいたところ
泣いて街中に居た時に
少年に声をかけられ
ご飯を食べ 温水プールに入り
落語を聴きにいき
アイスクリームを食べる。

別れ際 キスをされる。
まるで 亡くなった犬が得意としていたキス。

江国香織は恋愛小説を書く人には違いないが
個人的には「その他」に秀逸なものを感じる。
この作品もその一つだ。
恋愛小説に見せかけたファンタジー。
ペットが人間に姿を変えて
会いに来て デートをし
犬の時には発せ無かった言葉で
貴方と一緒にするのがスキだったと告げてくれるのだ。

やがて少年は去っていく。
犬の死は現実なままだが、
犬を飼う人たちは
「このこは言葉を発してくれたら どんなにいいのに」
そう必ず思うはずである。
それをメルヘンという形で小説にしたのがこの作品と言える。

犬を飼っている人ならば
少々の涙を誘うかもしれない。
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by kanazuuu | 2009-06-21 23:42 | 一人ごと